千葉県の税理士高橋ひさかつ開業ブログ【千葉県の税理士開業ブログ】


会計事務所未経験者の転職・就職 はじめての就職の方へ

東京都(千代田区)と千葉県(船橋市)の
税理士・司法書士・行政書士事務所TOTALの
高橋寿克です。

はじめての転職・就職の方へ

会計事務所は離職率が高く、実務を覚えるのに5年程度かかるので
(これを短縮するのが当事務所の目標ですが)、
必ずしも初期において生産性が高い業界ではありません。

求人票からはわかりにくいのですが、
きちんと残業代が出ない事務所の方が多いし、
求人している若い&高齢の先生の事務所は
社会保険なし、年収200万円前後の例もあります。
年収300万円弱くらいが初年度年収の平均でしょう。

これでは一人暮らしは難しいので、
一般的に会計事務所は遠方の方を採用しません。
このため選択肢がどうしても限られてきます。

最初とりあえずなんとか就職して
ステップアップをはかるという計画も聞きますが
最初の事務所で変なクセがつくと
そのあと直すのは大変です。

できれば比較的しっかりした事務所に
最初から入所されることをおすすめします。

(「税理士事務所の選び方」についてはこちら

しっかりした事務所に入れれば苦労しないと言われそうですが...。

ところで、うちは未経験者歓迎ですが
多くの中堅事務所は経験等の条件があります。

条件不足でも採用されることはありますが
断られ続けると自信をなくします。
事務所の方針もありますので
自分に自信がある人以外は
「未経験者歓迎」の事務所に募集するのが良いでしょう。

Ⅰ 未経験者歓迎の分類
1、零細事務所
給与水準・環境から未経験者しか採用できない

2、中堅事務所
①人手不足対策
 経験者が望ましいが、未経験でもやむを得ない。
②総務・パンチャー要員
③経験者よりむしろ未経験者の方がいいと考えている場合
会計事務所の経験者・転職者にはクセがある人が多いので
教育ができる事務所なら未経験者の方が
良いというケースもあります。
ただし、人柄、学歴、受験合格歴、他の業種の職歴で
選抜されますので注意して下さい。
    ↑
うちの事務所も③です。

3、大手事務所
①派遣要員
経理事務の派遣です。
これは、求人情報ではわかりにくいので
受験生は注意して下さい。
税理士としてはキャリアになりません。
②総務・パンチャー要員
女性の一般職

自分にあまり自信のない方は2~3科目合格してから
就職した方が良い事務所に入りやすいでしょう。

Ⅱ 不幸にして入れなかった場合の対処方法

未経験者の採用はかなり厳しいいです。そこで

1、未経験者はどうしたらいいか?
これに対する私見は、
① 近くに求人している事務所があればまずは履歴書を送る。
 この反応で、自分の社会的評価が大体わかるし、
 面接等すれば業界の様子も理解できます。
 ホームページ等があれば業務レベルの参考にします。

② ①がダメな場合
 HPがない・求人票がない事務所の方が多いです。
 自宅近くの事務所に片っ端から電話しましょう。
 良い人がいればなあと思っている事務所が
 2~3割はあるのでそれなりに反応はあります。

 税理士会に履歴書を預かってもらうのも有効です。
 
 電話の反応が多少あった事務所に
 20箇所も履歴書を送れば採用は決まるはずです
 大変でしょうが、恥ずかしがらずにやりましょう。
 この際、条件はあまり良くないでしょうが、
 親元、独身ならしばらく何とかなりますよね。

 なお、就職活動がうまく行かず、不採用が続くと
 派遣に逃げたくなりますが、
 税理士になりたいなら、やめましょう。
 税理士は職業専門家、プロフェッショナルです。
 経理派遣は税理士業務宇土は異質なものですし
 派遣中心の事務所は、未経験者がキャリアを積む所ではありません。
 将来賃金や独立のための技術獲得で大損です。
 まだ、零細事務所やパートの方がいいでしょう。 
 派遣会社とは本来、
 「専門知識を持ったプロフェッショナル」が
 時間を有効に使うための労働形態だったはずです。
 スタッフ数の5倍以下しか法人クライアントがない
 または、スタッフの20分の1以下しか税理士がいない
 事務所は派遣中心でしょう。

2.良い事務所でなかった場合の対処方法
 会計事務所はごく一部を除き、
 ある程度の規模があっても、
 ほとんどが所長次第で内容が変わります。
 不幸にしてあまり良くない事務所に入所したら、
 何とか1~2か所で2~3年の実務経験を積みましょう。

 そうすればあなたも立派な実務経験者です。
 仕事もある程度できるようになっているし、
 業界を見る目も養われています。
 より良い事務所に転職することは可能です。

なお、
「受験と仕事の両立、新卒or中途、大学院免除」はこちら